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povo(ポヴォ)のキャンペーン・トッピング・料金・デメリット・解約の確認
povo(ポヴォ)は大手キャリアのKDDIが提供する格安スマホです。「au」と「UQモバイル」に続いて、KDDIから格安の新料金プランとしてpovoが発表されました。
povoはサービス開始時に比べて大幅に料金設定が見直されました。サービス開始時の「povo1.0」は新規受付を終了し、新たな料金プランとして「povo2.0」を提供しています。
povo1.0ではシンプルなワンプランでしたが、povo2.0では好みに合わせてオプションを追加(トッピング)していくというシステムです。その他の特徴や注意点もチェックしておきましょう。
povoの特徴とは

料金プラン
月額料金 | 無料 | |
---|---|---|
データ容量 | 0 | |
国内通話料 | 30秒毎に22円 | |
通話トッピング | 5分以内の通話【550円/月】 時間制限なしの通話【1,650円/月】 |
|
テザリング | 無料 | |
留守番電話 | なし | |
キャリアメール | なし | |
申し込み方法 | オンライン | |
相談窓口 | チャット | |
解約金 | なし |
povoは料金プランが見直され「povo2.0」となり、月額料金が無料になりました。と言っても、このままではデータ通信量も0(ゼロ)です。ここにお好きな種類のデータ通信量をオプションで追加していきます。
知っておいてもらいたいのが、オプションを一切追加しなくても請求金額が「0円」になる事はありません。どこの電話会社でも「ユニバーサルサービス料」というものが加算されるんです。
ユニバーサルサービス料というのは、緊急時に使用する電話サービスを誰でも利用できるように各電話会社がそれぞれ負担している費用で、電話を利用しているユーザーも支払わなければいけません。
ただ、「180日以上追加オプションを付けず、通話発信やSMS発信などの有料サービスを使わなければ利用停止になる事もある。」と、KDDIもアナウンスされていますので何かしらのオプションは付ける必要があります。
povoは「au」と「UQ mobile」の良いとこ取りみたいな料金プランですね。電話はあまり使わないけど動画やSNSなどでネット通信を良く使われる方にオススメです。
データトッピング
種類 | データ 使い放題 |
データ追加 1GB |
データ追加 3GB |
データ追加 20GB |
データ追加 60GB |
データ追加 150GB |
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 330円 | 390円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 12,980円 |
データ 通信料 |
無制限 | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 150GB |
期間 | 24時間 | 7日間 | 30日間 | 30日間 | 90日間 | 180日間 |
こちらが「povo2.0」になって導入された「データトッピング」です。「povo1.0」の料金プランはシンプルなワンプランだったのに、「povo2.0」でかなり複雑になりましたね(笑)。
「povo1.0」では容量が20GBのプランしかなかったので、「1GB」「3GB」「60GB」「150GB」のプランが追加されて選択肢の幅が広がりました。「3GB」の990円はかなり安いです。
ただ、povoはサポート面が少し物足りなく感じてしまいます。店頭や電話でのサポート対応がないので、何かわからない事があればオンラインのチャットで解決するしかありません。
povoのメリット
なんといってもpovoはスマホの維持費が格安になるのでオススメです。外ではスマホを使わず、Wi-Fi環境の整っている場所でのみ使うのであればデータ通信量も必要ありません。
メインのスマホならこんな使い方はできないですが、サブ機としては十分使えます。
特にWebデザイナーなどはホームページを制作した後に動作チェックをおこないます。iPhoneとAndroidの両方を使用しますので、安くサブ機を持てるというのは嬉しいです。
180日以上有料オプションを使用しなければ利用停止されるという縛りもありますが、180日に1回「smash.使い放題パック(24時間)」のトッピングをすれば回避する事ができます。
データトッピング以外のオプションとしては下記のものがあります。
- DAZN使い放題パック(7日間)【760円/回】
- smash.使い放題パック(24時間)【220円/回】
- スマホ故障サポート【830円/月】
今のところ一番安いオプションは「smash.使い放題パック(24時間)」なので、これを追加すれば180日間(約半年)のスマホ維持費が約220円で賄えるという事になります。
ただし、この方法は裏ワザ的なものなのでいつ規制が入るかはわかりません。こういう方法もあるって事だけ知っておいてもらって、povoを利用する場合はデータトッピングも活用してみてください。
あとpovoはau回線を利用していますので通信速度も安定しています。それに解約金もありませんので、他社に乗り換えたい時にはご自身の好きなタイミングで乗り換えが可能です。
povoのデメリット
povoは店頭での対応はないので、申し込みはすべてオンライン上でおこないます。また、何か問題が起こった時のサポートもチャットなので自分で解決策を見つけなくてはいけません。
電話でのサポートもありませんので、聞きたい内容がホームページで見つからなければ自分でググらなければいけません。インターネットに慣れていないとなかなかハードルが高いです。
そして、「povo2.0」になって単純に料金プランがわかりづらくなりました。じっくり見てみるとデータトッピングの「60GB」と「150GB」は20GBに比べてかなり格安料金になっています。
月額に置き換えてみると20GBは「2,700円」、150GBの場合はひと月25GBを「約2,163円」で利用する事ができます。料金だけを見ると高く感じますが、実はお得な料金なんです。
こうみるとかなりお得ですが、150GBを利用する事によって自分で利用期間の縛りを作ってしまう事にもなります。150GBを使い切るまでは機種変更はしないでおこうってカンジです。
料金の支払いも1回がかなり高額になってしまいますので注意しないといけないですしね。
それとpovoではスマホ本体の販売をおこなっていません。SIMカードのみの契約になりますので、スマホ本体はご自身で用意しておく必要があります。スマホとセットで契約したい場合は他社で検討されるほうが良いです。
留守番電話の機能がないのも残念なポイントです。他社ではオプションとして留守電機能が追加できたりしますが、povoにはオプションにも留守電サービスが用意されていません。
あと利用できるのはau回線のみです。ドコモ回線とソフトバンク回線をご利用の方は乗り換えの際にSIMロック解除が必要です。SIMロックの解除は自分でおこなえますが、若干、乗り換え時に手間が増えてしまいます。
povoの申し込み方法
今回は他社からpovoへ乗り換えの申し込みをする方法をご紹介します。その他の「auからの変更」や「新規契約」などは公式サイトの「ご利用手続き」に細かい記載がありますので併せてご確認ください。
1.お手続きの準備
申し込みには「本人確認書類」「クレジットカード」「使用する端末」が必要です。
本人確認書類には「運転免許証」「マイナンバーカード」などが利用できます。支払い方法は「クレジットカード」のみです。
2.MNP予約番号を取得する
お使いの電話番号を引き続き使用する場合は「MNP予約番号」が必要です。「MNP予約番号のお受け取り」でMNP予約番号の取得方法をご確認ください。
3.申し込み
「povo」の公式ホームページより必要事項を記入して申し込みをおこないます。SIMカードで契約するか、電話番号を引き継ぐかなどを選択します。
申し込みが完了すると、4~5日程度でSIMカードが届けられます。
4.SIM開通手続き
商品が届いたらご自身で設定(データの移行・開通手続き・SIMカードの取り付け)をおこなわなければいけません。
開通手続きの詳細は「SIMカード開通手続き」からご確認いただけます。データの移行に関しては、お使いの端末の公式サイトなどで確認する必要があります。
povo以外の格安スマホ
povo以外にも格安スマホはたくさんありますので、それぞれの特徴や料金プランを確認して自分のライフスタイルに合ったものを利用していきましょう。
自宅や職場にWi-Fi環境が整っているのであれば、月々のデータ容量はそこまで使わないはずです。まずは自分がひと月でどれくらいのデータ容量を使用しているかを確認して、そこから料金プランを見直していきましょう。
povo以外にも気になる格安スマホ
特徴 | 月額料金 | データ通信量 |
---|---|---|
ahamo | 2,970円 | 20GB |
LINEMO | 990円~ | 3GB~ |
UQモバイル | 1,628円~ | 3GB~ |
ワイモバイル | 2,178円~ | 3GB~ |
楽天モバイル | 無料~ | 1GB~ |
OCNモバイルONE | 550円~ | 0.5GB~ |
トーンモバイル | 1,100円 | 無制限 |
mineo | 1,298円~ | 1GB~ |
IIJmio | 858円~ | 2GB~ |
イオンモバイル | 803円~ | 0.5GB~ |
BIGLOBEモバイル | 1,078円~ | 1GB~ |
JCOMモバイル | 1,078円~ | 1GB~ |
NUROモバイル | 792円~ | 3GB~ |
y.u mobile | 1,070円~ | 5GB~ |
リンクスメイト | 517円~ | 0.1GB~ |
LIBMO | 1,078円~ | 1GB~ |
QTモバイル | 1,100円~ | 2GB~ |
例えば、大手キャリアに高い料金を支払っているのであれば、プロバイダを契約して自宅にWi-Fi環境を作るのもひとつの方法です。自分のスマホだけじゃなく、家族みんなのスマホ容量も抑える事ができます。
さらにテレビやゲームでもインターネットが利用できるようになりますし、人気のAmazonプライムを視聴する事も可能です。ネット環境を整えると生活の幅がグッと広がりますよ。