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色彩検定のUC級・3級・2級・1級それぞれの合格率は?独学で合格するための対策
独学でWebの勉強をされている方は、デザインの知識を高めるために色彩検定で色使いの勉強をするのがオススメです。
Webデザイナーにはザックリ分けるとHTMLを記述するコーダーとサイトのデザインをするデザイナーがいます。デザイナーは美大やデザインの専門学校で知識を高めた方が多いです。
僕は独学でやってきた人間なのでデザインが苦手で常に勉強の日々です(笑)。デザインの勉強をする上で色の使い方も大事な要素になってきますのでスキルアップにはもってこいです。
色彩検定の概要とは
試験概要
種類 | 1級 | 2級 | 3級 | UC級 |
---|---|---|---|---|
受験資格 | なし | |||
試験形式 | 1次【マークシート(一部記述)】 2次【記述(一部実技)】 |
マークシート (一部記述) |
マークシート | マークシート (一部記述) |
試験時間 | 1次【90分】 2次【90分】 |
80分 | 70分 | 60分 |
合格ライン | 70%前後の得点 難易度により変動 |
|||
試験日 | 1年に1回 | 1年に2回 | ||
受験料 | 15,000円 | 10,000円 | 7,000円 | 6,000円 |
色彩検定にはUC級・3級・2級・1級の4つのレベルがあります。もともとは3級・2級・1級の3つでしたが、UC級が追加されました。
UC級は特定の色の組み合わせが判別しにくい方や高齢者の方など、人によってそれぞれの色の見え方がある事、そしてそういう方たちへの配慮を目的とされています。
試験はUC級・3級と2級が1年に2回、1級は1年に1回おこなわれます。また、1級は「1次試験」と「2次試験」が別日におこなわれ、1次試験に合格しなければ2次試験を受ける事ができません。
試験時間はUC級が60分、3級が70分、2級が80分、1級は1次試験・2次試験ともに90分です。
受験料はUC級が6,000円、3級が7,000円、2級が10,000円、1級が15,000円です。
色彩検定の難易度と合格率
合格率
種類 | 1級 | 2級 | 3級 | UC級 |
---|---|---|---|---|
2023年 | 41.4% | 72.2% | 74.1% | 83.6% |
2022年 | 39.6% | 77.4% | 76.9% | 85.8% |
2021年 | 52.7% | 77.9% | 76.8% | 89.7% |
2020年 | 45.0% | 77.6% | 76.3% | 87.3% |
2019年 | 44.7% | 67.4% | 74.4% | 88.6% |
2018年 | 42.9% | 67.4% | 74.9% | 92.0% |
色彩検定の合格ラインはすべての級で満点の70%前後です。問題の難易度によっては合格ラインが変動するようです。
2023年度の合格率はUC級:83.6%、3級:74.1%、2級:72.2%、1級:41.4%です。
難易度としてはUC級・3級は「易しい」、2級は「少し易しい」、1級は「普通」といったところです。全体的に合格率は高いので比較的取得しやすい資格です。
受験資格はありません。だれでも受験ができ、1級を受験するために2級の資格を所持しなければいけないという事はありません。はじめての方でも1級から受験が可能です。
初心者の方はまず3級の合格を目指して勉強しましょう。3級であれば30時間の勉強で合格ラインに達する事はできます。大体、1日2時間くらいの勉強で2週間程頑張れば合格できるレベルです。
色彩検定の試験内容
- UC級の試験内容
-
- 色が見えるしくみ
- ユニバーサルデザイン
- 色覚多様性
- 高齢者の見え方など
- 3級の試験内容
-
- 光と色
- 色の分類と三属性
- 色彩心理
- 色彩調和
- 色彩効果
- ファッション
- インテリア
- 2級の試験内容
-
- 照明
- 色名
- 表色系
- 配色技能
- 配色イメージ
- ビジュアルデザイン
- ファッション
- プロダクト
- インテリア
- エクステリア
- 3級の内容
- 1級の試験内容
-
- 色彩と文化
- 色彩調和論
- 色の知覚
- ファッションビジネス
- プロダクトデザイン
- インテリアカラーコディネーション
- 環境色彩
- ユニバーサルデザイン
- 3級・2級の内容
色彩検定の勉強方法
難易度はそこまで高い資格ではないですが、覚える事は結構あります。PCCSの「色相」「明度」「彩度」「トーン」やカラー名もたくさん出てきます。
- テキストを購入して試験範囲の内容を理解する
- 過去問題集を購入して繰り返し問題を解く
- カラーカードで色名をひたすら覚える
- 学習サイトを活用する
まずはテキストをひと通り読んで学習内容を見てみましょう。意外と覚える事は多いのでそこは繰り返しの勉強が必要となってきます。
用語を覚える事と色名を覚える事も必要になります。カラーカードなどで空いた時間に覚えていけば問題ないです。暗記ものは一気に覚えられないので「少しずつ」を継続していくようにしましょう。
テキストで内容を確認してから、過去問を解いて問題の傾向を掴みます。大体、4択の選択式ですが級によっては一部記述回答もあります。
あとは学習サイトを使えば通勤中の電車の中でも勉強できます。「岡野の合格無料ゼミ」というサイトでは色彩検定の練習問題を解く事ができます。
それぞれの色のイメージなんかは無意識に感じてはいたけど「そういう効果があるのか」っていう発見もあったり確かにデザインに活かせるスキルです。
僕はどちらかというと色彩検定の勉強は楽しかったですね。2級までしか取ってないですが(笑)、ぜひ上位級も目指してみてください。