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ボイラー実技講習の内容と受講料をご紹介!免許申請には試験合格と講習が必要

二級ボイラー技士の試験には合格したんですが、なかなか講習に行く日が確保できないのと、ほかの試験を受ける予定も組んでいたので、試験から1年以上経ってようやく受講しました。

二級ボイラー技士の免許を申請するには、試験の合格通知とボイラー実技講習の修了証書が必要になります。合格通知と修了証書に有効期限はありませんので安心してください。

ボイラー実技講習に行く前は簡単に考えていたんですが、行ってみるとかなりタイトなスケジュールでおこなわれるので疲れました(笑)。最終日に修了証書を受け取った時は本当に嬉しかった。

ボイラー実技講習とは

もともと二級ボイラー技士の試験には受験資格があり、それがボイラー実技講習を受講した者です。今では実技講習を受講していなくても二級ボイラー技士の試験を受ける事ができます。

とはいえ免許の申請には実技講習の受講が必要ですし、時間を確保できるのであれば試験の前に実技講習を受講する事をオススメします。

実際にボイラーや附属品を触る事ができますし、講習で使用する図鑑に載っている写真などは試験対策のイラストよりもわかりやすいです。あと講師の方の体験談なども聞いていて興味をそそられる内容です。

ボイラー実技講習概要

講習時間 3日間(計20時間)
講習日 毎月
受講料 会員事業場【21,796円】 / 会員外事業場【22,326円】

20時間の講習を3日間でおこなうってコトからも、1日のスケジュールがハードなものになると思ってもらえるかと思います。1日で7時間ほど講習を受ける事になります。

僕は大阪で実技講習を受けたんですが、講習の申し込みから結構大変です(笑)。オンライン予約ではないので、まずは電話で予約して、その電話予約後にボイラー実技講習受講申込書と受講料を提出します。

受講申込書と受講料の提出方法としては、各地域の日本ボイラ協会の窓口へ直接持参するか郵送(現金書留)で送ります。受講料を振り込んで書類はFAXで送る事もできるようです。

毎月、受講できるのは50~60人ほどなので、早めに予約を取らないとすぐに枠が埋まってしまいます。僕は電話予約の受付開始時間にかけたのに全然つながらず、その後1時間以上経った頃にようやく電話が繋がりました。

電話が繋がらなさ過ぎて気持ちが折れそうになりましたね(笑)。無事に電話での予約が完了すれば、日本ボイラ協会のホームページからボイラー実技講習受講申込書をプリントアウトして受講料を用意します。

僕は個人で申し込みましたので、受講料は会員外事業場の22,326円、そしてテキストを送ってもらうための送付手数料500円も必要となり、合計で22,826円と申込書を同封して現金書留で送りました。

ほどなくして講習で使用するテキスト・図鑑や受講票が送られてきますので、これら一式は実技講習の際に忘れずに持っていきましょう。

受講票は毎日受講を受けた証明書になりますので絶対に忘れないでください。最終日にこの受講票と引き換えにボイラー実技講習の修了証書をもらう事になります。

実技講習の1日目と2日目は研修室などでおこなう座学で、最終日の3日目は指定の工場で実際にボイラーや附属品に触れたり、パソコンでのシミュレーション操作をおこないます。

ボイラー実技講習の内容(1日目)

ボイラー実技講習は朝早くからおこなわれますので、会場の場所やアクセス方法は事前にチェックしておきましょう。僕は1日目と2日目の講習を「エル・おおさか南館」で受講しました。

講習は午前と午後で講師の先生が入れ替わります。午前も午後も3時間30分おこなわれ、途中に10分だけ休憩があります。トイレ休憩ぐらいなんで外に出る事もできないです。

ボイラーの基礎知識
温度・圧力・比体積 / 熱量・比熱 / 顕熱・潜熱 / 飽和温度と飽和水 / 湿り蒸気・乾き蒸気・過熱蒸気 / 水の状態図 / 電熱 / ボイラーの電熱 / ボイラーの水循環 / ボイラーの容量と効率
ボイラーの概要
ボイラーの構成 / ボイラーの分類 / ボイラーの構造 / 附属品及び附属装置 / 燃料及び燃焼方式 / ボイラーの自動制御
点火
点火前の準備 / 点火の方法
燃焼の調整
点火から通常運転までの取扱い / 油だき及びガスだきボイラーの燃焼の調整 / 石炭だきボイラーの燃焼の調整 / 埋火 / 消火 / 燃料の貯蔵及び取扱い

地域によっては講習の内容が前後するかも知れませんが、テキストに基づいて講習は進められます。僕は1年以上前に試験勉強をしているので逆に新鮮な気持ちでしたね。

「これ勉強したなぁ」って思い出したり、「これって勉強したっけ?」って忘れてたり(笑)。

講師の先生は元ボイラー技士の方やどこどこの所長を務めていた方などベテランの先生ばかりです。僕は講師の先生がされる余談のお話に興味をそそられました。

例えば、ボイラーは水位が安全低水面以下になると危険なので、水位の確認は重要です。

先生は「安全低水面って言ってますけど、あんなん安全じゃないですからね。危険ですから。」と、安全低水面の名称に文句を付けてたり(笑)。でも言ってる事はごもっともで、現場での認識が確認できたりします。

ボイラー実技講習の内容(2日目)

2日目も1日目と同じスケジュールでボイラー実技講習がおこなわれます。この日も講師の先生は午前と午後で入れ替わり、前日とは違う先生の講習でした。

講習の進め方は担当する先生によって変わります。プロジェクターを使用する先生、ホワイトボードのみでお話する先生、休憩を10分まとめて取る先生、5分ずつの休憩を2回取る先生。

お昼休憩もそんなにゆっくりしていられないので、地域によってはあらかじめコンビニで昼食を買っておく方が良いかも知れません。僕は2日とも近くのすき家でササっと済ませました。

附属品及び附属装置の取扱い
給水装置の操作 / 安全弁の調整及び試験 / 水面測定装置及び圧力計の点検 / エコノマイザ・加熱器等の取扱い / バルブの操作及びすり合わせ / ガスケット及びパッキンの取替え
ボイラーの水管理
水管理の目的
点検及び異常時の処置
点検 / 使用中の異常状態及びこれに対する処置 / 使用後の処置 / 清掃作業

技術講習の内容には法令科目は含みません。その分、ボイラーの事を詳しく説明してくれますので、この機会にボイラーについての知識を深めていきましょう。

先生によっては余談で法令関係のお話も聞けたりします。僕はどちらかと言うと脱線話を聞くのが楽しかったので、それをメモってました(笑)。

水面計の点検は1日に1回以上おこないます。ただし、所轄労働基準監督署長が認定した場合は、3日に1回以上の点検をおこなえばOKになります。と、ここまでの内容だったらテキストにも載ってるんじゃないかと思います。

この話の続きで先生は、「ただ、大阪では1例も認定された事がありません。提出する書類やらが面倒なんで1日1回以上の点検をしてる方がマシなんです。」と、まどろっこしい手続きへの問題も教えてくれました。

まぁ、全国で認定されている数がわからないんで何とも言えないですけど、行政関係の手続きってやたら面倒ですからね。それか、単純に大阪人が「いらち(せっかち)」なだけかも知れませんけど(笑)。

ボイラー実技講習の内容(3日目)

3日目は場所が変わり工場での講習になります。大阪では受講生が2グループに分かれて一方が「株式会社 ヒラカワ」、もう一方が「株式会社 高尾鉄工所」に行く事になります。

僕は高尾鉄工所で講習を受ける事になったんですが、3日目の集合時間がさらに早くて、しかも最寄駅から工場まで徒歩20分も歩く事になります。遅れるわけにはいかないのでメチャメチャ早起きしました。

そして3日目の工場での講習ではお弁当を持参しなければいけません。お昼休憩が45分しかないので外に食べに行ってたら午後の講習に間に合わない。

シミューレーション
点火操作 / 吹き出し装置の操作 / 水面計の機能試験
附属品
圧力計 / 安全弁 / 水面測定装置 / 吹き出し弁など
ボイラー
ボイラー運転 / 水面計の機能試験など

各講習の時間はシミューレーションに3時間30分(休憩10分含む)、附属品とボイラーは1時間40分ずつおこなわれます。

工場での講習ではさらに4班に別れます。まずは1班と2班が合同でシミューレーションの講習を午前に受け、その間、3班は附属品、4班はボイラーの講習を受けます。

次に午前の休憩時間を挟んで3班はボイラー、4班は附属品の講習を受ける事になります。

午後になると午前の逆のスケジュールで進みます。3班と4班が合同でシミューレーションの講習を受け、1班は附属品、2班はボイラーの講習という流れです。

シミューレーションではパソコンを使って操作を順におこなっていきます。ここではボイラーの操作手順をしっかりと頭に入れておかなければいけません。

シミューレーションでおこなう水面計の機能試験の手順は、ボイラーの講習の際にもおこないます。パソコン操作のシミューレーションとは違い、実際のボイラーは緊張感があります。

そして最終日の3日目、ここまでの講習をすべて終えると、その場で受講票と引き換えにボイラー実技講習の修了証書をもらう事ができます。

ボイラー実技講習はかなりハードなスケジュールで進んでいきます。3時間30分で休憩は10分だけですし、1日目・2日目のお昼休憩は50分、3日目のお昼休憩は45分です。

なかなか大変だったので修了証書をもらった時には達成感で満たされてメチャメチャ嬉しかった。こんな日は呑むしかないですね(笑)。

二級ボイラー技士の免許(おまけ)

という事で試験に合格してから免許を取得するまでが長かったですが(といっても僕がボイラー実技講習に全然行けてなかっただけ)、とうとう免許を申請する事ができました。

もう一度おさらいしておくと、二級ボイラー技士の免許を申請するためには、試験の合格通知とボイラー実技講習の修了証書が必要になります。

試験を先に受験してもボイラー実技講習を先に受講してもどちらからでも構いません。僕の経験から実技講習を先に受講する事をオススメします。

二級ボイラー技士の免許

二級ボイラー技士の免許の表面には顔写真・氏名・生年月日・交付年月日、そして免許の種類が記載されています。「二ボイラー」の欄に「1」と表記がありますね。

二級ボイラー技士の免許

裏面はこんなカンジです。住所・交付年月日が記載されています。

二級ボイラー技士の免許は自動車免許証のようなカードタイプです。ちなみに二級ボイラー技士の免許があれば一級ボイラー技士の試験を受ける事ができます。

ただし、一級ボイラー技士の試験に合格しても実務経験がなければ一級ボイラー技士の免許を申請する事はできません。

まずは二級ボイラー技士の免許を取得してからキャリアを積んでいきましょう。二級ボイラー技士の免許を取得しようと考えておられる方は参考になさってください。

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