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独学で消防設備士の乙6に合格した時に利用したテキストと勉強方法をご紹介
消防設備士の乙6に一発で合格する事ができましたので、今回は僕が使用していたテキストと勉強方法を紹介しようと思います。ちょっとギリギリでしたけどね(笑)。
僕の場合は主にテキストを使った勉強です。今回は学習サイトや学習アプリなんかも使わずにテキストだけを集中して勉強しました。消防設備士の記述問題対策ですね。
特類以外の消防設備士の試験では記述試験もありますので、しっかりと名称などを暗記しなければいけないんです。今後、消防設備士の試験に挑戦しようと考えておられる方の参考になれば幸いです。
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消防設備士乙6の勉強方法と勉強時間
乙6では「消火器」を取り扱います。消防設備士はほぼほぼ暗記の試験ですが、うろ覚えでは記述問題に太刀打ちできません。ほかの試験では選択肢を見れば解答を思い出す事もできますが、消防設備士では名称を完璧に覚えておかないと解答を記述する事ができません。
消火器には、水消火器・強化液消火器・化学泡消火器・機械泡消火器・二酸化炭素消火器・ハロゲン化物消火器・粉末消火器などがありますが、写真を見てどの消火器なのかを答えられるようになっておきましょう。
そしてそれぞれの加圧方式・消火薬剤・運搬方式・消化作用・適応火災・作用温度範囲・起動動作数・部品などもあわせて覚えます。僕はこんなに消火器の種類があるなんて知らなかったのでナメてましたね(笑)。
それに加えて消火器の部品や消火器を取り扱う際に使用する工具の「名称」や「何をするもの」なのかも覚えておきます。この辺が鑑別などの記述問題として出題されますので、僕は毎日繰り返して勉強していました。
消防設備士は覚える事がたくさんありますが、覚える範囲はわかりやすいです。僕の場合は1日1時間~2時間くらいを1ヶ月かけて勉強したので約50時間くらいの勉強時間です。
その甲斐もあって記述問題に関しては本番の試験でも手応えアリです。消火器本体に記載されている事項については勉強していなかったので、その問題が出た時にはちょっと焦りましたけどね。
なので消火器に記載されている事項も押さえておきましょう。ちなみに製造年・能力単位・放射距離・使用温度範囲・適合薬剤・薬剤質量・総質量・耐圧試験圧力値などが記載されています。
ほかの試験でも言える事ですけど、わからない問題があったとしても、その問題のヒントになる事が問題用紙に記述されている事があります。わからない問題もすぐに諦めるんじゃなくて、問題用紙の中から必死にヒントを探し出すのもひとつのテクニックです。
僕は消火器に記載されている事項を覚えていなかったんですけど、ほかの問題にヒントとなる名称が記載されていたので、なんとか解答する事ができましたしね。
消防設備士の勉強方法は記述問題の対策をしっかりできているかがカギです。記述問題で自信が付くぐらい勉強すれば、「消防関係法令」「基礎的知識」「構造・機能・整備」の3科目も大丈夫なハズです。
ただ「消防関係法令」「基礎的知識」「構造・機能・整備」も侮ってはいけません。僕は法令の正解率がギリギリでした(笑)。ですから、みなさんも記述問題に気を取られて法令が疎かにならないように気を付けてください。
消防設備士乙6で使用したテキスト
僕が使用したテキストは「U-CANの第6類消防設備士 速習レッスン」です。安定のユーキャンですね。レビューにも「これで合格できた」って書いてたので購入しました。
2013年に発行されたテキストですが、このテキストで僕は2021年の試験に合格できました。という事は消防設備士の乙6の試験は8年前からほとんど変わっていないのかも知れません。
新しい知識が試験範囲に取り入れられる事もなく、問題の傾向もポイントは変わらずという事ですかね。僕も実際にこのテキストを使ってみてすごく勉強しやすかったです。このテキストだけで合格できましたしね。
使いやすかった点は、テキストの終わり部分に「まとめ資料集」として、記述問題に必要となる情報をコンパクトにまとめてくれているところです。
暗記の量はまぁまぁあるんですが、ここの情報をひと通り覚えておけば十分です。なので僕は学習サイトなどは使わずにこのテキストだけを繰り返して勉強していきました。
中古でも気にならないという方でしたら値段も安いのでおすすめです。
消防設備士乙6で人気のおすすめ参考書
消防設備士乙6の試験でみんながよく利用する人気のテキスト・問題集をご紹介します。「どれが良いのかわからない」と悩まれている方はぜひ参考にしてください。
消防設備士乙6の試験勉強で良く使用されている参考書が上記のものです。余裕のある方でしたら気になる参考書を実際に書店で確認してもらう方が良いかと思います。
消防設備士乙6のおすすめ学習サイト
このサイトで掲載されている問題は過去問ではありません。そもそも消防設備士の過去問は一部しか公開されていないので、このサイトでは独自に予想された問題が掲載されています。
とはいえ過去問かと思うくらい本番の試験に内容が似ています。消防設備士の実技試験はこの形で出題されますので、試験問題に慣れるという意味でもオススメのサイトです。
あと僕が試験を受けて思ったコトは、消火器はメーカーによって少し形が変わります。主な特徴は同じなんですが、いくつかのメーカーの消火器を確認しておくのも大事です。
なので色んなテキストやサイトで消火器の写真を確認しておきましょう。ただ消防設備士って学習サイトがあんまりないんですよね。過去問を少し紹介しているサイトばかりです。
このサイトのほかにも過去問を紹介しているサイトはありますが、そんなに充実していないのでちょっとしたスキマ時間に復習するくらいで良いかなと思います。
あとは通勤・退勤時の電車内で勉強するならアプリを使うのも良いかも知れません。問題だけをひたすら解いていくので、ある程度の勉強をおこなってから復習するってカンジです。
消防設備士乙6の免状(おまけ)
それでは消防設備士の乙6に合格しましたので、さっそく免状の申請もおこないました。自動車免許証のようなカードタイプの免状です。
消防設備士は職務をおこなう際に免状を携帯しなければいけません。ですから免状自体も汚れにくく、破損しにくいカードタイプという事なんです。
免状の表面には顔写真・免状の種類と交付年月日・氏名・生年月日・本籍が記載されています。
免状の裏面には講習の受講状況を記載する項目が付けられています。消防設備士の免状を持っている者は定期的に講習を受ける必要があります。
注意しなければいけないのが、危険物取扱者の免状保有者は危険物を取り扱う職務をおこなっていなければ講習を受けなくても良いですが、消防設備士の免状保有者は消防設備で職務をおこなっていなくても講習を受けなければいけません。
講習を受けないと免状を取り上げられるという事はないですが、違反行為に該当します。消防設備士の免状を取得しようとお考えの方は、講習も受けなければいけないって事を知っておいてください。