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独学で第三種冷凍機械責任者に合格した時に利用したテキストと学習サイト
独学で勉強して第三種冷凍機械責任者に一発で合格する事ができました。試験後の手応えとしては「ギリギリいけたかな~」ってカンジだったので合格していて良かった(笑)。
第三種冷凍機械責任者は試験問題がなかなかイヤらしいです。マークシートで五肢択一の中からひとつを選ぶという形式なんですが、ほかの国家試験とは少し勝手が違います。
勉強をはじめた頃は「受かる気がしない」って思ってましたけど、1ヶ月も勉強すれば試験前には自信を持てるようになります。これから受験を考えておられる方は参考になさってください。
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第三種冷凍機械責任者の勉強方法と勉強時間
第三種冷凍機械責任者の勉強をはじめた頃は「コレを覚えなあかんの?」ってちょっと気持ちが折れそうになりました。法令は簡単と言われていたのに、法令でイヤになります(笑)。
法令の勉強方法とは「高圧ガス保安法」の丸暗記です。もちろん全文を覚える訳ではないですけど、長々と書かれた条文のポイントを押さえて覚えていかなければいけません。
法令の条文ってなんであんなにわかりにくく書いてあるんでしょうね。ちゃんとした言葉で書かれているんでしょうけど、書いてある内容がスッと頭に入ってこない。
それとテキストにもよく書かれていますが、「以下」「以上」「未満」「~を超えて」の言葉にも気を付けなければいけません。条文のような文章だとつい流して読んでしまいがちになります。
法令に関しては過去問を繰り返し解いて、問題として出題される条文を洗い出します。そしてよく出題される条文からしっかりと覚えていけば対応できます。
あと五肢択一の選択肢も好きじゃないです(笑)。例えば、危険物取扱者などの試験の選択肢であれば、1~5の中から「正しいもの」もしくは「間違っているもの」をひとつ選びなさい、という問題がほとんどです。
でも第三種冷凍機械責任者の法令は、「イ・ロ・ハ」の文から正しいものを選びなさい、という問題で選択肢が、1(イ)・2(ロ)・3(ハ)・4(イ・ロ)・5(ロ・ハ)みたいになります。
どうでしょうか。危険物取扱者のような問題であれば、「正しいもの」か「間違っているもの」は5つの文のうちひとつしかありません。しかし、第三種冷凍機械責任者の場合は3つの文のうち「正しいもの」の数がわかりません。
地味~にイヤらしい問題ですね。自信がない時におこなう消去法が第三種冷凍機械責任者では使えませんので、3つの文を見て「正しいもの」と「間違っているもの」をハッキリと答えられなくてはいけません。
ちなみに保安管理技術の問題も同じような形ですが、「イ・ロ・ハ・二」の4つの文から「正しいもの」と「間違っているもの」を導き出さなくてはいけません。
ですから過去問で勉強する際には答えだけを覚えていてはいけません。「この文は正しい」「この文は間違っている」というふうに間違っている文についても理解しておきましょう。
それに加えて保安管理技術に関しては馴染みのない冷凍機械の仕組みを押さえていかなければいけません。圧縮機・凝縮器・膨張弁・蒸発器はすごく重要なのでしっかりと覚えます。
冷凍機械のイメージが湧かない場合は、YouTubeの動画で実際の映像を見るのも良いかと思います。テキストに載っているイラストだけより、断然、印象に残ります。
僕は1日に1~2時間の勉強を1ヶ月間おこないましたので、トータルで50時間程度です。
第三種冷凍機械責任者で使用したテキスト
僕が使用したテキストは「4週間でマスター 第3種冷凍機械責任者試験」です。こちらはレビューに「これで合格できた」って書いてたので購入しました。
僕は2020年に第三種冷凍機械責任者を受けたんですが、これは12年前のテキストです。という事は第三種冷凍機械責任者の内容はそんなに変更されていないのかも知れません。
まぁ、僕はテキストもひと通り読みましたけど、メインで勉強していたのは学習サイトです。そのサイトで勉強したおかげかも知れませんので、これから受験する方はできるだけ新しいテキストをご利用ください。
僕自身もこのテキストはあまりオススメしません(笑)。見づらいんですよね、テキストをサラッと読みたいのに虫食いの穴埋めだらけです。「この穴埋め要る?」ってトコまで穴埋めでストレスが溜まります(笑)。
もうかなり古いテキストなので、取り扱っているお店も少ないですね。テキストをお探しの方は次項の「第三種冷凍機械責任者で人気のおすすめ参考書」を参考になさってください。
第三種冷凍機械責任者で人気のおすすめ参考書
第三種冷凍機械責任者でみんながよく利用する人気のテキスト・問題集をご紹介します。「どれが良いのかわからない」と悩まれている方はぜひ参考にしてください。
第三種冷凍機械責任者の試験で良く使用されているテキストが上記のものです。第三種冷凍機械責任者のテキストはそんなに数が多くない印象ですね。
毎年、新刊が続々と出版されているという訳でもなさそうですが、できるだけ過去問は新しいものを選びましょう。気になる参考書は実際に書店で確認してもらう方が良いかと思います。
第三種冷凍機械責任者で活用した学習サイト
第三種冷凍機械責任者の学習サイトはいくつかありますが、僕はこの「3種冷凍独学チャレンジ研究所」のサイトをメインに利用させて頂きました。
テキストのように試験範囲を紹介してくれていますし、過去10年以上にわたる問題も公開されていますので、このサイトだけでも第三種冷凍機械責任者の勉強をする事が可能です。
法令や保安管理技術の内容を確認した後に、「ミニドリル」っていう練習問題が用意してあるんですが、重要なポイントをクイズ形式で勉強する事もできます。
第三種冷凍機械責任者の試験勉強では過去問に慣れておきましょう。試験範囲の内容をひと通り読んだら、ひたすら過去問を繰り返す方法がオススメです。
いくつも過去問を解いていくと、問題で出題されている「正しい文章」と「間違っている文章」の傾向もわかってきます。よく出題される問題は落とさないように要チェックです。
第三種冷凍機械責任者のおすすめ学習動画
僕は利用しなかったんですけど、YouTubeに投稿されている動画で勉強するのもオススメなので紹介しておきます。「資格マスター」チャンネルの動画です。
p-h線図・圧縮機・凝縮器・膨張弁・蒸発器などの詳しい解説や、冷房・暖房の仕組みなども紹介してくれています。実際の冷凍機械は見れないですが、第三種冷凍機械責任者の内容をわかりやすく解説されています。
保安管理技術の中には1時間弱の長尺なものもありますが、大体30分くらいの動画なので集中して視聴する事ができます。通勤・退勤の電車内で勉強するのにも良いですね。
法令に関してはひとつの動画が10分くらいなのでサクサク見れます。項目ごとに分けられているので、覚えておくべきポイントを確認する事ができます。
僕もそうでしたが、冷凍機械責任者と聞いても「どんな試験?」ってなると思います。そんな時は「資格マスター」の動画を見て試験の内容を確認してもらえば取っ付きやすいと思います。
第三種冷凍機械責任者の免状(おまけ)
今回めでたく第三種冷凍機械責任者に合格しましたので、早々に免状の申請をおこないました。最近では二つ折りカバーに入っている免状なんて珍しいですよね。
カバーの表面には「高圧ガス製造保安責任者免状」と記されています。「なんで冷凍機械責任者免状じゃないの?」って思わないでくださいね。
冷凍機械責任者は「高圧ガス製造保安責任者」という国家資格のひとつの区分にあたります。
せっかくなので紹介すると「高圧ガス製造保安責任者」の資格には9つの種類があります。そのうちの3つが「第一種冷凍機械責任者」「第二種冷凍機械責任者」「第三種冷凍機械責任者」の資格です。
その他は「甲種化学責任者」「乙種化学責任者」「丙種化学責任者(液化石油ガス)」「丙種化学責任者(特別試験科目)」「甲種機械責任者」「乙種機械責任者」の6つの資格です。
カバーの中には蛇腹折りされた紙タイプの免状が入っています。そこには顔写真・免状の種類・免状番号・氏名・生年月日・交付年月日が記載されています。
冷凍機械責任者は職務をおこなう際、免状の携帯義務は法律で定められていません。
しかし、免状の中には「心得」も添えられていて、「製造に関する保安について職務を行うときは、必ず本免状を携帯すること。」と記載がされているんです。なので義務ではないですが、できるだけ携帯する方が良いですね。