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冷凍機械責任者の試験内容と難易度は?受験の申し込み・免状の申請もご紹介

冷凍機械責任者はビルメン4点セットのひとつとしても人気の国家資格です。もちろん、ビル管理(ビルメンテナンス)以外にもさまざまな設備で冷凍機械責任者は必要です。

馴染みのない方には「冷凍機械責任者」と聞いても、どんな業務をおこなっているのかわからないかと思いますが、簡単に言うと冷凍設備や冷蔵設備の保守管理をおこなっています。

現在では冷凍機械自体の製造技術が進歩して冷凍機械責任者の免状がなくても取り扱える機械が増えてきています。ですが冷凍機械に関する知識は今後も必要ですし、まだまだ有資格者への評価は高いです。

冷凍機械責任者の試験概要とは

高圧ガス保安協会

高圧ガス保安協会

試験概要

種類 第一種 第二種 第三種
受験資格 なし
試験形式 マークシート・記述 マークシート
試験時間 法令【60分】
保安管理技術【90分】
学識【120分】
法令【60分】
保安管理技術【90分】
合格ライン 各科目とも60%以上の得点
試験日 1年に1回
受験料 電子申請【17,300円】
書面申請【17,800円】
電子申請【11,100円】
書面申請【11,600円】
電子申請【9,800円】
書面申請【10,300円】

冷凍機械責任者とは、高圧ガス製造保安責任者という国家資格のうちのひとつです。

冷凍機械責任者には「第一種冷凍機械責任者」「第二種冷凍機械責任者」「第三種冷凍機械責任者」の3つの種類があり、免状の種類によって携われる仕事範囲が変わります。

第三種は1日の冷凍能力が100t未満の製造施設、第二種は1日の冷凍能力が300t未満の製造施設、第一種はすべての製造施設において製造にかかわる保安業務をおこないます。

第三種の試験科目は「法令」「保安管理技術」の2科目、第二種と第一種は「法令」「保安管理技術」「学識」の3科目、それぞれ1科目ずつ受験する事になります。

第三種と第二種はマークシート形式でおこなわれ、第一種は「法令」と「保安管理技術」をマークシート形式、「学識」を記述形式でおこないます。

試験は第一種・第二種・第三種ともに年に1回実施されています。また、冷凍機械責任者では講習を受けて技術検定に合格すると、本試験では「法令」以外が科目免除となります。

試験時間は第一種と第二種が「4時間30分」、第三種が「2時間30分」です。

受験料は電子申請と書面申請によって異なります。第一種は電子申請「17,300円」・書面申請「17,800円」、第二種は電子申請「11,100円」・書面申請「11,600円」、第三種は電子申請「9,800円」・書面申請「10,300円」です。

冷凍機械責任者の難易度と合格率

合格率

種類 第一種 第二種 第三種
2023年 35.9% 33.2% 39.9%
2022年 36.6% 32.6% 22.8%
2021年 33.2% 36.7% 40.5%
2020年 20.0% 26.9% 18.3%
2019年 28.6% 31.3% 32.4%
2018年 34.3% 33.0% 39.8%
2017年 43.8% 30.0% 37.0%
2016年 32.3% 30.2% 34.8%

冷凍機械責任者の合格ラインは「各科目とも60%以上」です。全体の得点が60%以上であっても、60%未満の科目がひとつでもあれば不合格となります。

第三種冷凍機械責任者の場合でしたら、「法令」と「保安管理技術」をともに60%以上得点しなければいけません。どちらの科目もしっかりと勉強しなければいけないんですが、断然、難しいのは「保安管理技術」です。

正直、「法令」の内容は易しいです。合格率がグッと下がっている原因は「保安管理技術」の内容が難しいためです。なので「法令」も押さえつつ、「保安管理技術」を重点的に勉強する方が良いかと思います。

冷凍機械責任者の試験は徐々に難化の傾向にあるのかも知れません。2023年の合格率は、第一種が「35.9%」、第二種が「33.2%」、第三種が「39.9%」です。

難易度としては、第一種が「やや難しい」、第二種と第三種が「普通」といったレベルです。第一種の「学識」は計算問題です。難解な計算過程などを記述して解答しなくてはいけないので難しい試験です。

勉強時間の目安は第一種が「400時間」、第二種が「80時間」、第三種が「60時間」くらいです。第三種の場合なら毎日2時間程度を1ヶ月間コツコツと勉強すればOKです。

冷凍機械責任者の受験資格

冷凍機械責任者は第一種・第二種・第三種ともに受験資格がありません。誰でも受験する事が可能ですし、第三種の免状がなくても第一種から受験が可能です。

冷凍機械責任者の試験は1年に1回しかおこなわれませんので、もし不合格になってしまうと再挑戦できるのが1年後になってしまいます。

少しでも早く免状を取得したいという方は、時間とお金がかかりますが、講習を受講してその後におこなわれる技術検定を受けるのもひとつの方法です。

ただし、技術検定は誰でも合格できるものではないので、しっかりと勉強していないと不合格になってしまいます。ですが講習で重要な点を教えてもらえるので、本試験よりかは合格率が高い可能性もあります。

技術検定に合格できれば本試験では「法令」のみを受験する事になります。毎年、科目免除で「法令」のみを受験する方の合格率は「90%前後」とかなり高いです。

冷凍機械責任者の試験内容

第三種
  • 高圧ガス保安法令に係る法令
  • 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な初歩的な保安管理の技術
第二種
  • 高圧ガス保安法令に係る法令
  • 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な通常の保安管理の技術
  • 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な基礎的な応用化学及び機械工学
第一種
  • 高圧ガス保安法令に係る法令
  • 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な高度の保安管理の技術
  • 冷凍のための高圧ガスの製造に必要な通常の応用化学及び機械工学

冷凍機械責任者の試験申し込み

冷凍機械責任者の試験を申し込む方法には、インターネット上で申し込む「電子申請」と願書などに必要事項を記入して封筒で送る「書面申請」の2種類があります。

願書の取得方法は、配布期間中に各地域の高圧ガス保安協会の窓口へ直接出向いて取りに行くか、各試験事務所へ郵送にて請求します。

願書を郵送で請求する場合は、切手(1部請求なら140円)を貼り付けた返信用封筒(角2封筒/332㎜×240㎜)と、受験する試験名・請求部数・電話番号を記載したメモの2点を同封して各試験事務所へ送ります。

願書到着後、受験手数料を銀行もしくは郵便局で支払います。銀行なら「振込明細書等」、郵便局なら「払込金受領証」を作成した申込書とともにを郵送で送ります。

この時、講習を受講していて科目免除を受ける方は講習修了証のコピーも同封します。

ただ、冷凍機械責任者の試験を申し込むなら電子申請の方が受験料も安くなるのでオススメです。何より願書を取り寄せるのに余計な手間と費用がかかってしまいます。

電子申請の場合は、登録したメールアドレスに確認メールが届きますので、その確認メールに記載してある口座に受験手数料を支払う事になります。

冷凍機械責任者の免状の申請

免状というのは冷凍機械責任者の認定証です。冷凍機械責任者として職務をおこなうには免状が必要になりますので、合格通知が届いたら早めに申請しておきましょう。

免状の申請は各都道府県におこないますが、免状交付を受託していない地域もありますので高圧ガス保安協会がアナウンスしている「申請先」からご自身の地域の申請方法をご確認ください。

  • 免状交付申請書
  • 合格通知
  • 写真(縦25nm × 横25nm)2枚
  • 収入証紙(3,400円)

申請に必要なものは上記のものです。冷凍機械責任者の免状交付申請書は合格通知書とともに送られてきます。申請書がない場合は、免状交付を受託していない地域という事になります。

免状には免許証のように写真も表示されますので、その部分に使用する写真を用意しなければいけません。そして、免状の交付手数料として収入証紙を貼付します。

冷凍機械責任者の免状は申請をおこなってから2~4週間程度で届きます。

冷凍機械責任者の仕事内容

冷凍機械責任者の主な仕事は冷凍・冷蔵設備の「機械の管理や保守」「点検の立ち合い」「無資格者の監督」「メーカーとの調整」などです。

冷凍機械を取扱う際には全員が資格保有者である必要はありません。そのために冷凍機械責任者は、業務に携わる無資格者の監督などさまざまな業務をおこなう事になります。

これは「高圧ガス保安法」によって、冷凍設備では免状を取得している者の中から保安責任者を選任しなければいけない、と義務付けられているためです。

冷凍機械責任者は、冷凍設備や冷蔵設備のほかに空調設備も取り扱います。ビルメン業界が主な就職先として知られていますが、発電所・工場・病院・スーパーマーケットなどさまざまな場所で必要とされています。

現在では冷凍機械の技術開発により、無資格者でも取り扱える機械が増えてきていますが、まだまだ従来の冷凍機械で運用されている設備がほとんどです。

ビルメン業界では冷凍機械責任者の資格を持っている者には資格手当が支給されていますし、冷凍機械の知識を活かして冷凍機械メーカーでの製造・開発に携わる事もあります。

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