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SEOとは?基本と対策のポイントさえ押さえれば誰でも簡単にSEOの改善ができる!
僕は単純に自分でコーディングしたデザインがブラウザ上に表示される事に感動してホームページの制作にハマっていきました。
はじめは作る事ばっかり考えていたんですが、自分のホームページを運用していくとWebの奥深さを思い知らされます。「ホームページは作ってからが大事」と言われますがそれを実感しました。
どれだけ自分が納得いくホームページを作れたとしてもそれがユーザーに届いていなければ意味が無い。大勢の方に見て頂くためにはSEO対策が必要不可欠なんです。
目次 [閉じる]
SEOとは
SEO(エス・イー・オー)は「Search Engine Optimization」の略で日本語で言うと「検索エンジン最適化」という事です。
ザックリ言うと検索順位を上げるための対策です。いくら頑張ってページを増やしても検索結果に表示されなければ意味がありません。
「検索エンジン」っていうのはインターネット上で情報を検索するシステムで、もう今では「Google」と思ってもらっても良いです。「ググる」って言葉も定着しましたからね。
使われる検索エンジンは国によって違いますが、日本では「Google」「Yahoo」「bing」の3つがよく使われています。Yahooは2011年からGoogleの検索エンジンを採用する事になったので、今では「Google」「bing」の実質2つが主に使われている状態です。
検索エンジンのシェアはGoogleが約9割・bingが約1割なので日本ではもうほぼほぼ「検索エンジン = Google」という形になっていますね。
じゃあ、検索エンジンの検索結果に自分のホームページが表示されるようにするにはどうしたら良いのか?それは検索エンジンに評価されるページ作りをおこなう事です。
- ページタイトル
- metaタグ(description・keywords)
- h1タグ
- テキスト量
- 内部リンク
- URLの正規化
- インデックス
- サイトスピード
- SNSの活用
上記の対策がSEOには効果的で検索エンジンに評価されるページに繋がります。
ホームページを自分で作れるようになった方ならこの項目を意識するとより価値のあるホームページを制作する事ができますので参考になさってください。
ページタイトル(titleタグ)のSEO対策
「title」タグで記述するページタイトルにはそのページに重要な「キーワード」を必ず入れます。
今ご覧頂いているページのタイトルは「SEOとは?基本と対策のポイントさえ押さえれば誰でも簡単にSEOの改善ができる! | チェピレア」で「SEO」というキーワードを含めています。
キーワードはページタイトルのできるだけ前方に配置します。というのも検索結果に表示されるページタイトルは文字数が多いと途中で「…」と省略されてしまいます。
省略されずに表示される部分が30文字程度なので、キーワードを含めたタイトルを30文字にまとめるのが理想です。
とはいえ30文字をオーバーしても問題はありません。表示される部分にキーワードを含めた魅力的なタイトルであればクリック率は上がります。
あと気を付ける点はキーワードを何度も入れてはいけません。1つか多くても2つまでに抑えてタイトルをつけるようにしましょう。
metaタグ(description・keywords)のSEO対策
metaタグで大事なのが「description」です。これはページの説明文ですね、検索結果でページタイトルの下に表示される部分です。
もうひとつの「keywords」ですが、以前はページのキーワードを記述していたんですが現在は不要なものになりました。
今ではGoogleもbingも「keywords」をサポートしていないのでSEOとして記述してもまったく意味のないものになりましたので記述する必要はありません。
「description」は検索結果に表示された時にタイトルと同じく文章でユーザーを惹きつける役割があります。
この部分はページタイトルと同じく検索エンジンがキーワードを判断する材料にもなりますので、ページのキーワードを含めた説明文にするように心掛けましょう。
「description」も文字数が多いと「…」で省略されるため、キーワードを前方に入れて100文字程度に簡潔にまとめます。
h1のSEO対策
「hタグ」は「見出しタグ」と言います。見出しタグは「h1」・「h2」・「h3」・「h4」・「h5」・「h6」の6種類あって「h1」が最も重要度が高いです。
「h1」タグの決め方は簡単でそのページのタイトルをそのまま記述すればOKです。
このページなら記事のタイトルである「SEOとは?基本と対策のポイントさえ押さえれば誰でも簡単にSEOの改善ができる!」をh1タグで表示しています。
ちゃんと「h1」の中に「SEO」というキーワードも含めてますよね?ここも検索エンジンがページを評価する部分なのでキーワードを含める事も忘れないようにしてください。
「h1」で注意しなければいけない事はひとつのページに「h1」はひとつだけという事です。
その他の「h2」や「h3」はいくつでも記述はできますが、表記順のルールはあります。「h1」→「h2」→「h3」→「h4」→「h5」→「h6」というふうに「h1」の項目の中に「h2」があり、「h2」の項目の中に「h3」があるという形です。
なので「h3」の中に「h2」を記述するとページの評価が落ちる可能性がありますので注意してください。
「h1」以外の「h2」や「h3」にもキーワードを含める事は有効なのでそこを意識しながらマークアップする事も大事です。
こちらも見てください
HTMLの見出しタグ「h1」の使い方!「h1」~「h6」を正しく記述する事が大事
文字数の多いコンテンツはSEOに有効
中には文字数が少ないのに検索の上位に表示されるページもありますが、文章量が多いページほど検索結果の上位に表示される傾向です。
ただし、ただ長文にすれば良いという訳ではありません。ユーザーにとって魅力的な内容なのか、知りたいと思った内容が記述されているのか、という点が大事です。
専門的な知識を提供しているような良質なコンテンツは検索エンジンから評価を得る事ができます。
なのでタイトルやキーワードに合ったページの内容で、それに付随する情報なども幅広く取り扱うような「読んでもらう」ためのページ作りが大切です。
この辺はちょっと難しいかも知れませんが、自分が得意な事や好きな事を紹介するのであれば意外とすらすらと文章も書けるようになると思います。まずは少しずつ慣れていきましょうね。
目標としては1ページ2000文字を目指しましょう。その中にキーワードやプラスアルファな情報を取り入れるようにします。
内部リンクを設置して検索順位を上げる
内部リンクというのは自身のホームページ内の各ページへ遷移するためのリンクです。ユーザーにとってもクローラーにとってもサイト内を巡回するために必要なリンクです。
「クローラー」という言葉が出ましたがこれは検索エンジンのプログラムでインターネット上を巡回してさまざまなサイトの情報を収集しています。クローラーが集めた情報はサイトの評価にも繋がります。
- リンクはテキストリンクにする
- パンくずリストを作る
- サイトマップを作る
内部リンクの設定には上記のようなものがあります。リンクは画像などのリンクではなくできるだけテキストリンクにします。
さらにリンク先のキーワードを含めたテキストにリンクをつけるようにします。例えば「詳細を見る」というリンクではなく、「SEOの詳細を見る」のようにします。
次にパンくずリストも大切です。「ホーム > ホームページの作り方 > SEO」こういうのですね。閲覧中のページの階層がわかりますし、サイトを巡りやすくなります。
規模が大きいホームページであればサイトマップページを作るのも良いです。すべてのページへリンクを貼っているのでユーザーもクローラーにも便利です。ちなみにチェピレアの「サイトマップ」はこちらです。
URLを正規化していないと検索順位が下がる
ホームページを公開したら同時にURLの正規化もおこなう必要があります。これをしておかないと検索エンジンからの評価が下がってしまいます。
どういう事かと言うと、公開したホームページは何も設定をしていない状態だといくつかのURLでアクセスできてしまいます。「https://chepirare.com/」を例にすると、
- http://chepirare.com/
- https://www.chepirare.com/
- https://chepirare.com/index.html
同じページが上記のURLでも表示されてしまいます。検索エンジンはこれを同じページとは認識しないので評価を分散してしまい、分散された分だけ評価が下がるという事です。
そのために「https」にして「www」は無しで「index.html」は表示しないよ~、っていう設定をするんですがコレをURLの正規化と言います。
検索エンジンにインデックスさせる
ホームページを公開した直後では、サイト名を検索してもホームページが検索結果に表示される事はありません。
それは公開したホームページが検索エンジンにまだインデックス(登録)されていないからです。放っておいてもホームページは自然と登録されますが、こちらから登録のリクエストをおこなう事もできます。
Googleの「Search Console(サーチコンソール)」を使う事によって登録のリクエストを送ったり、サイトマップを送る事が可能です。
ここで言う「サイトマップ」は「内部リンクを設置して検索順位を上げる」で紹介したサイトマップページとは違い、クローラーに確認してもらうためのサイトマップデータです。
新しいページを作ってもページが登録されないと評価を得る事もできないので、サーチコンソールを利用してインデックスするようにしましょう。
サイトスピードを速くして検索順位を上げる
ホームページの表示速度もSEOに関わってくる問題です。できる範囲で良いのでスピードアップを図りましょう。
Googleの「PageSpeed Insights」というツールを使うとそのサイトの表示速度や改善点を指摘してくれます。
対策をしていない頃はめちゃめちゃ点数が悪いと思うのでヘコまないように(笑)。みんなそうです。僕もまだまだ改善しないといけない部分があります。
いくつも項目があるんですが、「画像の容量大きすぎるよ~」とか「使ってないJavaScript消して~」とか「画像は新しいフォーマットを使って~」とかいっぱい言われます(笑)。
100点満点でホームページの採点もしてくれるんですが、あくまで参考にする程度で良いです。100点にする必要はないです。
表示速度が遅いサイトはユーザーにとってかなりストレスになります。せっかくアクセスしてくれたユーザーが離れないためにもサイトスピードも改善していきましょう。
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SNSを活用して情報を拡散する
Facebook・Twitter・InstagramなどのSNSを使う事も有効です。検索エンジンでの検索にもヒットしますし、SNSのアプリ内検索で検索されるようにもなります。
SNSを使う事によって提供する情報の露出が増え、単純にアクセスアップが望めます。
年代によっては検索エンジンで何かを検索するよりもSNSを使って検索するといった方も多いです。なのでホームページへの間口を広げる手段として取り入れる事をオススメします。
SNSに投稿するだけではサイトの評価は上がりませんが、投稿を気に入ってくれたユーザーがそのページへの被リンクを貼ってくれればページの評価は上がります。
「被リンク」と言うのは自身のホームページへ外部サイトから貼られたリンクの事を言います。被リンクを貼ってくれたサイトの評価が高ければ自身のホームページの評価も上がる事になります。