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独学で第二種電気工事士の筆記に合格した時の勉強時間と学習サイトをご紹介
知識ゼロの状態でしたが第二種電気工事士に一発で合格する事ができましたので、今回は僕が使用していたテキストと学習サイトを紹介しようと思います。
試験を受けた感想としてはめちゃめちゃ簡単です。ちゃんと勉強したからだと思いますが、引っ掛けなどもなく素直な問題ばかりでした。
60点以上が合格ラインですが9割以上の手応えがあったので安心して合格発表まで過ごしてました(笑)。今後、電気工事士の試験に挑戦しようと考えておられる方の参考になれば幸いです。
こちらも見てください
第二種電気工事士の技能試験に独学で合格した時の勉強方法と使用した工具
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第二種電気工事士(筆記試験)の勉強方法と勉強時間
第二種電気工事士の筆記試験は全部で50問あります。一般問題が30問と配線図からの出題が20問の計50問です。
試験時間が120分なので単純計算すると1問を2分20秒で解いていかなければいけません。って良く言われるんですが、電気工事士の筆記試験はパッと見て正答がすぐわかる問題が多いので時間は余裕で余ります(笑)。
もちろん計算問題や配線図から出題されるリングスリーブの種類や個数の組み合わせ問題などを解くには考える時間が必要になります。が、その手の問題は10問くらいで大部分が暗記問題です。
他の国家試験ではマークシート形式の五肢択一(5つの中から正解をひとつ選ぶ)が多いですが、電気工事士の試験では四肢択一(4つの中から正解をひとつ選ぶ)方式です。
この差はかなり大きいです。もしわからない問題が出たとしても4分の1の確率で正解する事ができます。
第二種電気工事士の試験ではコンセントや工具の写真を見てその名称を答える問題、配線図の図記号を見てその名称を答える問題などがたくさん出題されます。
そこまで紛らわしい物もないのでひと通り覚える事はそんなに難しくないと思います。逆にこの手の問題は確実に取れるように暗記を繰り返しておきましょう。
電気工事士の勉強はまずスイッチ・コンセント・遮断機・照明器具・電線管・電線・ケーブル・コンデンサ・工具・測定器などの写真を見ながら名称を覚える事から初めても良いかと思います。
各工事の施工方法や法令関係も暗記ものです。計算問題が苦手な方もおられるかと思いますが、第二種電気工事士の試験ではそこまで難しい問題はあまり出ません。
僕も文系で計算は苦手ですけど大丈夫でしたし(笑)。まぁ計算問題を捨てても合格ラインに達する事はできます。でも、これから勉強される方は計算問題もしっかり勉強する事をオススメします。
試験では何が起こるかわからないですしね。せっかく時間とお金をかけて試験を受けるなら合格するために全力で頑張りましょう。
僕はほとんど学習サイトで勉強してテキストはひと通り読み流した程度です。勉強時間は毎日1~2時間をコツコツと1ヶ月間続けました。
第二種電気工事士(筆記試験)で使用したテキスト
僕が使用したテキストは「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 筆記試験 すい~っと合格 2015年版」です。人気のシリーズの2015年版を購入しました。
技能試験のテキストを購入される場合は最新のテキストを買う必要がありますが、筆記試験に関しては最新のものじゃなくても対応できます。
技能試験の事を少しお話しすると、その年の技能試験の問題は前もって公表される事になっています。ただし、13問が事前に公表されて、そのうちのひとつが試験に出るという仕組みです。
どんな試験問題が出るのかが事前にわかっているというのが他の試験とは違うところです。そのため技能試験のテキストを購入するならその年の問題が記載されている最新刊じゃないと意味がありません。
筆記試験であれば僕が購入した「すい~っと合格シリーズ」の過去のテキストで大丈夫です。僕は2020年に電気工事士の試験に受かりましたが、5年前のテキストでも問題ありませんでした。
なので2、3年前のテキストを購入されても問題ないですし、中古でも抵抗がなければテキストを安く購入する事ができます。
第二種電気工事士(筆記試験)で人気のおすすめ参考書
第二種電気工事士の筆記試験でみんながよく利用する人気のテキスト・問題集をご紹介します。「どれが良いのかわからない」と悩まれている方はぜひ参考にしてください。
SBクリエイティブ
いちばんやさしい 第2種電気工事士【学科試験】(筆記方式・CBT方式) 最短テキスト&出る順過去問集 改訂3版
参考価格1,980円(税込)
第二種電気工事士の筆記試験で良く使用されている参考書が上記のものです。電気工事士は人気の試験なのでこの他にもたくさんのテキスト・問題集が出ています。
インターネットで購入されるならレビューを参考にするしかないですが、余裕のある方でしたら気になる参考書を実際に書店で確認してもらう方が良いかと思います。
第二種電気工事士(筆記試験)で活用した学習サイト
僕はこのサイトのおかげで合格できたといっても過言ではないくらい第二種電気工事士の内容について理解する事ができました。
このサイトでは電気工事士と電気主任技術者(電験)両方の試験範囲を解説してくれている電気の総合学習サイトです。
試験範囲の内容を細かく解説してくれていますし、必要な器具や工具の写真なども網羅してくれているので電車の中でもスマホひとつで暗記の勉強が簡単にできます。
さらにクイズ形式の参考問題もめちゃめちゃありますし、初心者にとってはわかりずらい配線図も過去の問題を使って解説してくれているので有難い。
計算問題に関しても電気の理論をわかりやすく説明してくれているので、文系の僕でもサクサク理解する事ができました。
第二種電気工事士(筆記試験)のおすすめ学習サイト
第二種電気工事士の学習サイトはいくつかあるんですが、先ほど紹介した「電気の資格とお勉強」だけで十分合格できます。ここでは、あえてもうひとつだけご紹介します。
僕はこのサイトを利用してなくて、というかこのサイトがある事に気づいてませんでした(笑)。このサイトはしっかりとしたデザインで作られていますし、見やすくてとても良いです。
「HOZAN(ホーザン)」と言ったら電気工事士が使用する工具のメーカーで有名です。僕も技能試験のために購入した工具はHOZANでした。
僕は技能試験の勉強をするにあたってHOZANにはとてもお世話になったんですよねぇ。それはまた技能試験のお話をするときに紹介させて頂きます。
この「第二種電工試験の虎」もおすすめです。「電気の資格とお勉強」と同じくテキストが要らないくらいの充実ぶりです。過去問に挑戦して今の実力を見極める事もできます。
やっぱり第二種電気工事士も大半が暗記ものになりますので、外出先や通勤・退勤途中の電車の中で勉強できる学習サイトを利用するのが効果的だと思います。
試験勉強はツライですけど、合格したその先を見据えてコツコツと頑張っていきましょう。あと、合格すれば自分にご褒美なんて言うのもモチベーションが上がって良いですね。