• 最終更新日
  • 電気主任技術者

電験三種の「法規」で重要な公式一覧!問題を解くのに必要な公式をご紹介

電験三種の勉強をする時に必要となるのが膨大な数の公式です。ひとつの科目だけでもかなりの量の公式がありますので、毎日少しずつでも暗記を習慣付けていかなければいけません。

ここでは法規で重要な公式を一覧でご紹介します。法規は法律で定められた数値の暗記をはじめ、「理論」や「電力」の公式も重要なので合わせて確認していかなければいけません。

実は僕が電験三種の勉強をする際に「公式を一覧で確認できたら良いのになぁ」と思って個人的に作ったページです(笑)。でも、せっかくなので皆さんにも利用して頂ければ幸いです。

電気設備技術基準

最大使用電圧(公称電圧が1000V以下)

最大使用電圧 1000

最大使用電圧 = 公称電圧 × 1.15

最大使用電圧 [V]
公称電圧 [V]
最大使用電圧(公称電圧が1000V超)

最大使用電圧 > 1000

最大使用電圧 = 公称電圧 × 1.15 1.1

最大使用電圧 [V]
公称電圧 [V]
試験電圧①(最大使用電圧が7000V以下)
試験電圧 = 最大使用電圧 × 1.5
試験電圧 [V]
最大使用電圧 [V]
試験電圧②(最大使用電圧が7001V~60000Vで、試験電圧③以外)
試験電圧 = 最大使用電圧 × 1.25
試験電圧 [V]
最大使用電圧 [V]
試験電圧③(最大使用電圧が7001V~15000Vの中性点接地式電路)
試験電圧 = 最大使用電圧 × 0.92
試験電圧 [V]
最大使用電圧 [V]
皮相電力
S = V I
S 皮相電力 [V・A]
V 電圧 [V]
I 電流 [A]
誘導リアクタンス(コイル)

X L = ω L

X L = 2 π f L

XL 誘導リアクタンス [Ω]
ω 角周波数 [rad/s]
L インダクタンス [H]
π 円周率
f 周波数 [Hz]
容量リアクタンス(コンデンサ)

X C = 1 ω C

X C = 1 2 π f C

XC 容量リアクタンス [Ω]
ω 角周波数 [rad/s]
C 静電容量 [F]
π 円周率
f 周波数 [Hz]
電流

I = V X L

I = V X C

I 電流 [A]
V 電圧 [V]
XL 誘導リアクタンス [Ω]
XC 容量リアクタンス [Ω]
電線のたるみ
D = W S 2 8 T
D 電線のたるみ [m]
W 荷重 [N/m]
S 径間 [m]
T 水平張力 [N]
水平張力
T = T 1 sin θ
T 水平張力 [N]
T1 支線の張力 [N]
θ 支線の角度
支線の張力(引張荷重)
T 1 = T h 2 + l 2 l
T1 支線の張力 [N]
T 水平張力 [N]
h 取り付けの高さ [m]
l 支線の根開き [m]
支線の最少素線条数
N s T k t A

小数点以下を切り上げた値が最少素線条数。

N 最少素線条数
s 安全率
T 引張荷重 [N]
k 引張荷重の減少係数
t 素線1条の引張強さ [N/mm2]
A 素線の断面積 [mm2]
B種接地抵抗値①(1秒以内に電路を遮断)
R B = 600 I g

低圧電路の対地電圧が150Vを超え、自動的で高圧・特別高圧の電路を遮断する装置を設ける場合。

RB B種接地抵抗値 [Ω]
Ig 1線地絡電流 [A]
B種接地抵抗値②(1秒を超え2秒以内に電路を遮断)
R B = 300 I g

低圧電路の対地電圧が150Vを超え、自動的で高圧・特別高圧の電路を遮断する装置を設ける場合。

RB B種接地抵抗値 [Ω]
Ig 1線地絡電流 [A]
B種接地抵抗値③(B種接地抵抗値①、②以外の場合)
R B = 150 I g

低圧電路の対地電圧が150Vを超え、自動的で高圧・特別高圧の電路を遮断する装置を設ける場合。

RB B種接地抵抗値 [Ω]
Ig 1線地絡電流 [A]
中性点非接地式高圧電路の1線地絡電流(電線にケーブル以外のもを使用)
I = 1 + V 3 L 100 150

右辺の第2項が負の場合は「0」とし、Iは小数点以下を切り上げ、2未満の場合は「2」とする。

I 1線地絡電流 [A]
V 公称電圧を1.1で除した電圧 [V]
L 同一母線に接続される高圧電路の電線延長 [km]
中性点非接地式高圧電路の1線地絡電流(電線にケーブルを使用)
I = 1 + V 3 L 1 2

右辺の第2項が負の場合は「0」とし、Iは小数点以下を切り上げ、2未満の場合は「2」とする。

I 1線地絡電流 [A]
V 公称電圧を1.1で除した電圧 [V]
L 同一母線に接続される高圧電路の線路延長 [km]
中性点非接地式高圧電路の1線地絡電流(電線にケーブル以外のものとケーブルを使用)
I = 1 + V 3 L 100 150 + V 3 L 1 2

右辺の第2項・第3項が負の場合は「0」とし、Iは小数点以下を切り上げ、2未満の場合は「2」とする。

I 1線地絡電流 [A]
V 公称電圧を1.1で除した電圧 [V]
L 同一母線に接続される高圧電路の電線延長 [km]
L 同一母線に接続される高圧電路の線路延長 [km]
風圧荷重
F = P × S
F 風圧荷重 [N]
P 風圧 [N/m2]
S 垂直投影面積 [m2]
垂直投影面積(乙種風圧荷重)
S = S + 12 × 10 3

乙種風圧荷重の場合、電線の上下に6mmの氷雪付着を想定するので合計12mmが追加される。

S 乙種風圧荷重の垂直投影面積 [m2]
S 垂直投影面積 [m2]
低圧幹線の許容電流(IMがIH以下)

I M I H

I C I M + I H

IC 許容電流 [A]
IM 電動機等の定格電流の合計値 [A]
IH 他の電気使用機械器具の定格電流の合計値 [A]
低圧幹線の許容電流(IMがIHより大きく、50A以下)

I M > I H

I M 50

I C 1.25 I M + I H

IC 許容電流 [A]
IM 電動機等の定格電流の合計値 [A]
IH 他の電気使用機械器具の定格電流の合計値 [A]
低圧幹線の許容電流(IMがIHより大きく、50A超)

I M > I H

I M > 50

I C 1.1 I M + I H

IC 許容電流 [A]
IM 電動機等の定格電流の合計値 [A]
IH 他の電気使用機械器具の定格電流の合計値 [A]
低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流
I B 3 I M + I H
IB 過電流遮断器の定格電流 [A]
IM 電動機等の定格電流の合計値 [A]
IH 他の電気使用機械器具の定格電流の合計値 [A]
低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流(IBがICを2.5倍した値を超える場合)

I B > 2.5 I C

I B 2.5 I C

IB 過電流遮断器の定格電流 [A]
IC 許容電流 [A]
許容電流
I C = I n k 1 k 2
IC 許容電流 [A]
In 定格電流 [A]
k1 許容電流補正係数
k2 電流減少係数
定格電流(三相)
I n = P n 3 V n
In 定格電流 [A]
Pn 定格容量 [V・A]
Vn 定格線間電圧 [V]

電気施設管理

需要率
需要率 = 最大需要電力 総設備容量 × 100
需要率 [%]
最大需要電力 [kW]
総設備容量 [kW]
負荷率
負荷率 = 平均需要電力 最大需要電力 × 100
負荷率 [%]
平均需要電力 [kW]
最大需要電力 [kW]
不等率
不等率 = 各需要家の最大需要電力の合計 合成最大需要電力 × 100
不等率 [%]
各需要家の最大需要電力の合計 [kW]
合成最大需要電力 [kW]
総合負荷率
総合負荷率 = 合成平均需要電力 合成最大需要電力 × 100
総合負荷率 [%]
合成平均需要電力 [kW]
合成最大需要電力 [kW]
皮相電力・有効電力・無効電力の関係
S 2 = P 2 + Q 2
S 皮相電力 [V・A]
P 有効電力 [W]
Q 無効電力 [var]
力率

cos θ = P S

cos θ = R Z

cosθ 力率
P 有効電力 [W]
S 皮相電力 [V・A]
R 抵抗 [Ω]
Z インピーダンス [Ω]
無効率
sin θ = 1 cos θ 2
sinθ 無効率
cosθ 力率
電圧降下(単相2線式)
V d = 2 I R cos θ + X sin θ
Vd 電圧降下 [V]
I 線電流 [A]
R 抵抗 [Ω]
cosθ 力率
X リアクタンス [Ω]
sinθ 無効率
電圧降下(三相3線式)

V d = V s V r

V d = 3 I R cos θ + X sin θ

V d = R P + X Q V r

Vd 電圧降下 [V]
Vs 送電端電圧 [V]
Vr 受電端電圧 [V]
I 線電流 [A]
R 抵抗 [Ω]
cosθ 力率
X リアクタンス [Ω]
sinθ 無効率
P 三相負荷の有効電力 [W]
Q 三相負荷の無効電力 [var]
定格電流(三相)
I n = P n 3 V n
In 定格電流 [A]
Pn 定格容量 [V・A]
Vn 定格線間電圧 [V]
三相短絡電流
I s = I n % Z × 100
Is 三相短絡電流 [A]
In 定格電流 [A]
%Z パーセントインピーダンス [%]
理論水力

P o = 9.8 Q H

P o = 9.8 Q H a h g

Po 理論出力 [kW]
Q 流量 [m3/s]
H 有効落差 [m]
Ha 総落差 [m]
hg 損失水頭 [m]
発電機出力

P g = 9.8 Q H η t η g

P g = 9.8 Q H a h g η t η g

Pg 発電機出力 [kW]
Q 流量 [m3/s]
H 有効落差 [m]
Ha 総落差 [m]
hg 損失水頭 [m]
ηt 水車効率
ηg 発電機効率
全日効率

全日効率 = 1日の出力 1日の入力 × 100

全日効率 = 1日の出力 1日の出力 + 1日の損失 × 100

全日効率 = 1日の出力 1日の出力 + 1日の鉄損 + 1日の銅損 × 100

全日効率 [%]
1日の出力 [kW]
1日の入力 [kW]
1日の損失 [kW]
1日の鉄損 [kW]
1日の銅損 [kW]

ホームページの簡単な作り方以外にも
お得な情報や日常を紹介するブログも是非どうぞ!
Webに関連するレンタルサーバーなどの特徴・料金比較や、
個人的に挑戦している資格取得についての勉強法やグルメなどを紹介しています。