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- 電気主任技術者
電験三種に2度目の挑戦!試験結果と独学でも合格できる勉強方法をご紹介
2021年に引き続き今年も電験三種の試験に挑戦してきました!同じく電験三種の試験を受けられた方、お疲れ様でした!もう合格発表も終わって落ち着いたのでご報告させて頂きます。
僕は2021年の試験で「法規」を科目合格しましたので、今年は「理論」「電力」「機械」の3科目を受験です。電験三種の試験範囲はめちゃめちゃ広いので1科目無いだけで随分ラクです!
この科目合格制というのは、合格した科目を3年間(向こう5回分)の試験において免除してくれるというものです。言ってしまえば6回試験を受ける間に4科目受かれば良いって事です。
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電験三種の試験結果
冒頭でも言いましたけど、今回は「法規」が免除なので受験は3科目のみです。この1科目免除はめちゃめちゃ大きいっ!まぁ、3科目でも十分試験範囲は広いんですけどね(笑)。
それに加えて2年目ともなると勉強していて成長を実感できます。計算問題に関しては約分など分数の整理が上手くできるようになってましたし、知識問題の理解度もグンっと上がりました!
今回の目的は3科目の中で1番得意な「電力」と、1番苦手な「理論」の2科目合格です。「機械」もひと通り勉強しているんですが、優先順位は「電力」「理論」「機械」の順番です。
ちなみに2021年の結果は、理論(40点)、電力(50点)、機械(30点)でした。理論と機械は全然惜しくもなかったんですけど、電力はあともう一押しってところで合格を逃しました。
ただ今年は試験直前に3科目とも自信を持てていたので、早く試験を受けたくて仕方がなかった。そしてこの勉強漬けの生活から「早く解放されたい!」ってカンジです(笑)。
まず理論の試験は「わからん問題もあるけどイケてるんじゃない?」ってちょい手応えアリ。そして電力は自信のある回答が6割を超えていたので「よし、電力は大丈夫!」と合格を確信っ!
そして機械の試験も理論と同じくらいのできばえ、B問題の18問目に出題された論理回路は時間がかかってしまうけどサービス問題なので「機械も可能性アリ!」とまずまずの結果っ!
まったく手応えがなかった2021年の試験とは違い、今回はかなり手応えを感じていたので早々に帰って解答速報をチェックしました。さぁ、長いネタふりもこれでおしまいです(笑)。
結果は、理論(45点/不合格)、電力(65点/合格)、機械(50点/不合格)です。
あ~、ちょっと期待してたのにー!自信のあった「電力」ですらギリギリ科目合格です(笑)。そして悔やまれるのは「機械」、見直しの際に問7の解答を変更したんですよね~、で変更しなければ正解でした。
今年の機械は合格点が「55点」に設定されたので、問7を変更しなければ合格できていたのに!ま~、言ってても仕方がないので次の試験では「理論」と「機械」の2科目に挑戦です!
電験三種の結果
科目 | 理論 | 電力 | 機械 | 法規 |
---|---|---|---|---|
2021年 | 40点 | 50点 | 30点 | 74点 合格 |
2022年(上期) | 45点 | 65点 合格 |
50点 | – |
電験三種の勉強方法と勉強時間
電験三種は1年くらい長期にわたってコツコツと勉強するのがオススメです。4科目を同時に勉強するのであれば最低でも6ヶ月は勉強期間として確保するほうが良いです!
日々の仕事もありますし、家族がいれば休みの日に集中して時間を作るのも難しくなってきます。ですから1日に少しの時間でも良いので勉強をルーティン化する必要があります。
僕の場合、勉強時間は案外確保できましたので4~5ヶ月間を勉強期間に充ててきました。今年も2021年と同じく4月から勉強をはじめたんですが、1科目無いだけでかなり往復できます。
と言うのも、電験三種は1科目毎のボリュームがかなりデカイっ!「理論」をひと通り勉強してから他の科目を勉強すると、はじめの「理論」の記憶が飛んでしまうんですよね(笑)。
ですから電験三種の試験勉強では科目毎に「テキスト」と「過去問」をひたすら往復して記憶を定着させていかなければいけません。科目合格するとこの往復がラクになるってコトです。
ただ、それでも僕はテキストの練習問題まで手が回りませんでした。僕が使っているテキストは「みん欲し」シリーズなんですが、この練習問題の数もめちゃめちゃ多いので次回の試験勉強で活用しようと思います。
電験三種は山のようにある公式を覚えるだけではなく、その公式同士を組み合わせないと問題が解けなかったりします。基礎知識として公式はできるだけ覚えておくほうが良いです。
僕も重要な公式は自分でまとめて見直せるようにしていました。せっかくなので「電験三種で覚える公式一覧」にも紹介させて頂きますのでよければご活用ください。
僕は4~5ヶ月間で「400時間以上」は勉強しました。2021年から計上すると「約1000時間」です。勉強時間は人それぞれだと思いますので、この時間はあくまで目安としてみてください。
今年から電験三種は年に2回おこなわれます。ですからまとまった時間を確保できない方なら、2科目を集中的に勉強したり、範囲を狭める事によって効率よく合格を狙えるかも知れません。
要は試験を6回受ける間に4科目合格すれば良いので、1試験1科目ずつ合格していってもOKってコトです。ムリして4科目とも浅い知識になるなら、2科目だけでも徹底的に勉強するのもひとつの方法です。
僕は毎回すべての科目を勉強してますけど、結果は1科目ずつの合格ですからね(笑)。
電験三種で使用したテキスト
僕が使用したテキストは「みんなが欲しかった!」シリーズです。今回は「理論」「電力」「機械」を受験しましたが、前回の試験で使用した「法規」と「合格へのはじめの一歩」もご紹介します。
電験三種のテキストで1番人気なのがこちらの「みん欲し」シリーズです。とにかく情報量が多いので1冊(1科目)を網羅するには2カ月くらいの勉強時間が必要です。
まずはテキストをひと通り読んで、ひたすら練習問題に取り組むという流れです。練習問題に記載されている問題はすべてじゃないかも知れませんが、電験三種の過去問です。
過去問に慣れる事によって覚えなければいけない公式が見えてきますし、問題の考え方がわかるようになります。そうするともう一度テキストを読み返した時の理解度も高まってきます。
電験三種の試験(特に理論)では見た事もないような問題が出題されますので、そんな時にも対応できるようにいろんな「公式」や「考え方」を身に付ける必要があるんです。
電験三種で活用した学習サイト
2021年の時もこちらを利用させてもらったんですが、やっぱり僕は「電験三種、これでOK!」がオススメです。市販のテキストにも負けない情報量ですけど、無料で利用できるのが良い!
「みん欲し」などのテキストは細かい情報まですべて網羅していますが、こちらのサイトでは特に重要な箇所が記載されています。なので覚えなければいけない部分がよくわかります。
それに過去問も10年以上の試験が科目別に記載されています。他にも過去問を取り扱っているサイトを見ましたけど、「電験三種、これでOK!」の解説が1番わかりやすいです。
自宅で勉強時間を確保できるなら問題ないんですが、外出先や通勤などの電車の中でも勉強できるのが嬉しいですね。重たい本を持ち歩く必要もなく、スマホひとつでOKです。
電験三種で覚える公式一覧
意外と公式を一覧で紹介しているサイトはないので、僕は自分で公式をまとめてWeb上にアップしていました。そうしておけば試験場でもスマホから公式の最終確認ができますからね。
完全に個人用として作ったんですけど、せっかくなので電験三種に挑戦されている皆さんにも利用して頂ければ嬉しいです。ココでは特に重要な公式を紹介させて頂きます。
- 電験三種で覚える重要な公式
- 電験三種の「理論」で重要な公式一覧
- 電験三種の「電力」で重要な公式一覧
- 電験三種の「機械」で重要な公式一覧
- 電験三種の「法規」で重要な公式一覧
「ピーイコールエムジーカケルロクジューブンノブイカケルイータブンノヒャク」
ちなみに僕はエレベータに乗る時は上記の呪文を頭の中で唱えています(笑)。これは「機械」科目に出てくるエレベータの電動機出力の公式です。こんなカンジで公式も日常生活に取り入れてやると案外スッと覚える事ができます。
公式もメチャクチャたくさんありますから一気に覚えるのは大変です。日頃から少しずつでも覚えるようにしておけば記憶も定着してくれます。投げ出さずにコツコツと頑張っていきましょう。